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「言えなかった思い」が心を壊していくことがある
目次
最近、Rachel Platten の Fight Song を何度も聴いています。
最近、Rachel Platten の Fight Song を何度も聴いています。
その中でも、私の心に深く残った一節があります。
“And all those things I didn’t say
Wrecking balls inside my brain.”
私はこの歌詞を、「言えなかった言葉が、頭の中で何度も自分を傷つけ続ける」という比喩として受け取りました。
診療をしていると、この感覚に重なる患者さんやご家族にたくさん出会います。
PANS、Chronic Lyme、Long COVID……
病気そのものの苦しさだけではありません。
「本当は前みたいに笑いたい。」
「本当は学校へ行きたい。」
「本当は友達と遊びたい。」
「本当は・・・・」
そんな思いを抱えながらも、うまく言葉にできない人、そして子どもたちがいます。
周囲の人たちもまた、
「この悩みやつらさを、どう説明したら伝わるんだろう。」
「周りに理解してもらえない。」
そんな思いを、一人で抱え込んでしまうことがあります。
言葉にならなかった思いは、消えてしまうわけではありません。
心の中に残り、何度も何度も自分を責めたり、不安を大きくしたり、希望を見えにくくしたりします。
だから私は、この曲が単なる「頑張れ」という応援歌には聞こえません。
傷ついた心が、「それでも自分の人生を取り戻したい」と願う歌に聞こえます。
診察室で ご家族から こんな言葉を聞くことがあります。
診察室で、ご家族からこんな言葉を聞くことがあります。
「先生、この子の笑顔が戻ってきました。」
「一緒に 笑えるようになりました」
私は、この言葉を聞くたびに胸が熱くなります。
回復は一直線ではありません。
良い日もあれば、後戻りしたように感じる日もあります。
それでも、少しずつ、本来の笑顔や好奇心、自分らしさを取り戻していきます。
音楽には 心が折れそうな日に、「自分だけじゃない」と感じさせてくれる力があります。
もし今、長い回復の途中にいる方や、そのご家族がこの投稿を読んでくださっていたら、お伝えしたいことがあります。
あなたが今日まで積み重ねてきた時間は、決して無駄ではありません。
焦らなくても大丈夫です。
私たちは、あなたと一緒に歩いています。