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「落ち着きがない」「字が苦手」は性格ではなく、“原始反射”が関係していることがあります
「集中力がない」
「姿勢が悪い」
「不安が強い」
「感覚過敏がある」
発達のトラブルをもつ子ども達でよく見られるこれらの症状。
実は、“原始反射の残存”が背景に関係している場合があります。
原始反射とは、赤ちゃんが生き延びるために持っている自動反応です。
本来は成長とともに統合されますが、一部が残ると、脳や身体の土台に影響することがあります。
【モロー反射(びっくり反射)】
音や刺激への過敏さ、不安の強さ、落ち着かなさに関係することがあります。
脳が常に「危険が来るかもしれない」と警戒モードになりやすく、
- 集中できない
- 疲れやすい
- 周囲の音に敏感
- ADHDっぽく見える
という状態につながることがあります。
つまり、「やる気」の問題ではなく、神経系が常に緊張している状態です。
【STNR(対称性緊張性頸反射)】
本来はハイハイを助ける反射ですが、残存すると「姿勢」と「見ること」が不安定になります。
- 猫背
- 椅子にぐにゃっと座る
- 字を書くと極端に疲れる
- 黒板を書き写すのが苦手
- 集中すると足を巻きつける
こうした子ども達は、実は“勉強以前”に、身体を支えるだけで脳が疲れていることがあります。
【ATNR(非対称性緊張性頸反射)】
首を向けた方向へ手足が伸びる、赤ちゃんの反射です。
これが残ると、
- 行を飛ばす
- 鏡文字
- 左右の混乱
- キャッチボールが苦手
- 読み書きで疲れる
など、“見る・書く・身体を支える”の連携が難しくなることがあります。
ディスレクシア様症状の背景に、視覚だけではなく身体反射が関係しているケースもあります。
発達のトラブルは「脳だけ」の問題ではなく、
- 感覚
- 姿勢
- 自律神経
- バランス感覚
など、身体全体のネットワークと深く関係しています。
もちろん、原始反射だけですべて説明できるわけではありません。
ただ、
「なぜこんなに疲れるのか」
「なぜ頑張れないのか」
を理解する、大切なヒントになることがあります。