2026.05.28

「落ち着きがない」「字が苦手」は性格ではなく、“原始反射”が関係していることがあります

「落ち着きがない」「字が苦手」は性格ではなく、“原始反射”が関係していることがあります

「集中力がない」
「姿勢が悪い」
「不安が強い」
「感覚過敏がある」
発達のトラブルをもつ子ども達でよく見られるこれらの症状。
実は、“原始反射の残存”が背景に関係している場合があります。
原始反射とは、赤ちゃんが生き延びるために持っている自動反応です。
本来は成長とともに統合されますが、一部が残ると、脳や身体の土台に影響することがあります。

【モロー反射(びっくり反射)】

音や刺激への過敏さ、不安の強さ、落ち着かなさに関係することがあります。

脳が常に「危険が来るかもしれない」と警戒モードになりやすく、

  • 集中できない
  • 疲れやすい
  • 周囲の音に敏感
  • ADHDっぽく見える

という状態につながることがあります。

つまり、「やる気」の問題ではなく、神経系が常に緊張している状態です。

【STNR(対称性緊張性頸反射)】

本来はハイハイを助ける反射ですが、残存すると「姿勢」と「見ること」が不安定になります。

  • 猫背
  • 椅子にぐにゃっと座る
  • 字を書くと極端に疲れる
  • 黒板を書き写すのが苦手
  • 集中すると足を巻きつける

こうした子ども達は、実は“勉強以前”に、身体を支えるだけで脳が疲れていることがあります。

【ATNR(非対称性緊張性頸反射)】

首を向けた方向へ手足が伸びる、赤ちゃんの反射です。

これが残ると、

  • 行を飛ばす
  • 鏡文字
  • 左右の混乱
  • キャッチボールが苦手
  • 読み書きで疲れる

など、“見る・書く・身体を支える”の連携が難しくなることがあります。

ディスレクシア様症状の背景に、視覚だけではなく身体反射が関係しているケースもあります。

発達のトラブルは「脳だけ」の問題ではなく、

  • 感覚
  • 姿勢
  • 自律神経
  • バランス感覚

など、身体全体のネットワークと深く関係しています。

もちろん、原始反射だけですべて説明できるわけではありません。

ただ、

「なぜこんなに疲れるのか」
「なぜ頑張れないのか」

を理解する、大切なヒントになることがあります。

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