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「副腎疲労が原因です」 そう言われて、 サプリや休養をがんばっているのになかなか良くならない…
臨床の中で、こうしたご相談はとても多くあります。20年以上、副腎疲労の治療に関わってきて感じるのは、副腎疲労は“原因”ではなく“結果”である
ということです。
体内で炎症が持続すると、それを制御するためにコルチゾール(抗炎症ホルモン)が継続的に必要になります。この状態が長く続くと
需要 > 供給(相対的コルチゾール不足)
となり、いわゆる副腎疲労の状態に至ります。では、その「炎症」はどこから来るのでしょうか?
臨床的には、単一ではなく複数の“火種”が重なっていることが多いです。
【炎症の火種】
感染関連
ウイルス(Long COVID、HHV-6 など)
細菌(慢性扁桃炎、副鼻腔炎、腸内細菌異常)
慢性ライム
免疫異常・神経免疫反応
分子相同性(molecular mimicry)
PANS / PANDAS (パンス/パンダス)にみられる神経炎症
持続するTh17系炎症
腸管−免疫系
Dysbiosis(腸内細菌叢の乱れ)
腸管透過性亢進(leaky gut)
LPSによるTLR4刺激
神経炎症(neuroinflammation)
microglia活性化
認知・行動・情動への影響
代謝・ミトコンドリア機能
酸化ストレス
エネルギー産生低下
環境・ストレス要因
慢性的心理ストレス
睡眠障害
つまり、×副腎が弱いのではなく、○炎症の“火種”が持続している状態と捉える方が、本質に近いと考えています。この視点がないと
副腎ケア → 一時改善 → 再燃
というループから抜け出せません。臨床的には
「どの火種が関与しているのか」
「なぜ炎症が止まらないのか」
ここを丁寧に見ていくことが重要になります。この“火種”の見つけ方と治療戦略は、今後詳しく解説していきます少し視点を変えるだけで、治療の方向は大きく変わります。